…。
俺、確かにコンソメ味のポテッコは嫌いじゃないけど。
でも、公言するほど好きだと言った覚えはないぞ。
それなのに。
「『ジュリス隊長は、ポテッココンソメ味が大好きで、一日一回食べなかったら禁断症状が出るんですよ』って言ってた」
「そこまで…!?」
…いつから俺、そんなポテッコ中毒になったんだ?
そんなこと言った覚え、一切ないんだが?
チョコレート中毒のシルナ・エインリーじゃないんだから。
どういうことだよ?勝手な噂を流さないでくれよ。
ベリクリーデの部下は一体どういうつもりで、そんな根も葉もないデタラメを、
「私はね、最初、ポテッコのきゃろらいなりーぱー?って味が欲しかったの」
「きゃ…キャロライナリーパー…!?」
…そんな味があるのか?嘘だろ?
この間のパピッコのブートジョロキア味といい、世間では激辛が流行ってるのか?
やめといた方が良いぞ。
悪いこと言わないから、精々ピリ辛くらいに抑えておけ。
味覚が壊れるぞ。
とはいえベリクリーデは、何も辛いものが好きだから、ブートジョロキア味だの、キャロライナリーパー味だのを選ぼうとしているのではなく。
ただ単に、「パッケージが赤くて可愛いから」とか、そんな浅はかな理由なのだろう。
「ベリクリーデ…。お前、キャロライナリーパーが何なのか、知ってるのか?」
「…?赤くて可愛かったの」
ほらな。言わんこっちゃない。
そんなことだろうと思ったよ。
良いか、危険なんだ。キャロライナリーパーも、ブートジョロキアも、常人が気軽に口にして良いものじゃないんだよ。
お使いに同行したベリクリーデの部下が、何故俺にコンソメポテッコ中毒の汚名を着せたのか、やっと分かった。
激辛ポテッコに手を伸ばそうとするベリクリーデを止めようと、苦し紛れのデタラメでも口にするしかなかったのだ。
…止めてくれてありがとうな。
かと言って、「一日食べなかったら禁断症状が出る」は、言い過ぎだが。
「ジュリスがコンソメ味好きだって言うから、コンソメ味にしたの」
「そうか…。まぁ、そういうことにしておくよ…」
「ジュリスがそんなにポテッコ好きだったなんて、知らなかったなー」
「あぁ…。俺も知らなかったよ…」
「一緒に食べよ、ジュリス。ね」
「はいはい、分かった分かった」
…今頃、キュレムとルイーシュの二人は。
キルディリア魔王国で、綱渡りのような危険な任務に準じているというのに。
俺はと言えば、ベリクリーデと二人で、ポテッココンソメ味を齧っている。
何だか申し訳ないような、そんな昼下がりである。
俺、確かにコンソメ味のポテッコは嫌いじゃないけど。
でも、公言するほど好きだと言った覚えはないぞ。
それなのに。
「『ジュリス隊長は、ポテッココンソメ味が大好きで、一日一回食べなかったら禁断症状が出るんですよ』って言ってた」
「そこまで…!?」
…いつから俺、そんなポテッコ中毒になったんだ?
そんなこと言った覚え、一切ないんだが?
チョコレート中毒のシルナ・エインリーじゃないんだから。
どういうことだよ?勝手な噂を流さないでくれよ。
ベリクリーデの部下は一体どういうつもりで、そんな根も葉もないデタラメを、
「私はね、最初、ポテッコのきゃろらいなりーぱー?って味が欲しかったの」
「きゃ…キャロライナリーパー…!?」
…そんな味があるのか?嘘だろ?
この間のパピッコのブートジョロキア味といい、世間では激辛が流行ってるのか?
やめといた方が良いぞ。
悪いこと言わないから、精々ピリ辛くらいに抑えておけ。
味覚が壊れるぞ。
とはいえベリクリーデは、何も辛いものが好きだから、ブートジョロキア味だの、キャロライナリーパー味だのを選ぼうとしているのではなく。
ただ単に、「パッケージが赤くて可愛いから」とか、そんな浅はかな理由なのだろう。
「ベリクリーデ…。お前、キャロライナリーパーが何なのか、知ってるのか?」
「…?赤くて可愛かったの」
ほらな。言わんこっちゃない。
そんなことだろうと思ったよ。
良いか、危険なんだ。キャロライナリーパーも、ブートジョロキアも、常人が気軽に口にして良いものじゃないんだよ。
お使いに同行したベリクリーデの部下が、何故俺にコンソメポテッコ中毒の汚名を着せたのか、やっと分かった。
激辛ポテッコに手を伸ばそうとするベリクリーデを止めようと、苦し紛れのデタラメでも口にするしかなかったのだ。
…止めてくれてありがとうな。
かと言って、「一日食べなかったら禁断症状が出る」は、言い過ぎだが。
「ジュリスがコンソメ味好きだって言うから、コンソメ味にしたの」
「そうか…。まぁ、そういうことにしておくよ…」
「ジュリスがそんなにポテッコ好きだったなんて、知らなかったなー」
「あぁ…。俺も知らなかったよ…」
「一緒に食べよ、ジュリス。ね」
「はいはい、分かった分かった」
…今頃、キュレムとルイーシュの二人は。
キルディリア魔王国で、綱渡りのような危険な任務に準じているというのに。
俺はと言えば、ベリクリーデと二人で、ポテッココンソメ味を齧っている。
何だか申し訳ないような、そんな昼下がりである。



