アーリヤット皇国は、自分達の領土を失って。
ナツキ様も…戦死した、という報告が届いているし。
ルーデュニア聖王国は、元アーリヤット皇国の領土を手に入れたキルディリア魔王国が、今度はこちらに牙を向くのではないかと怯え。
俺やシュニィや、その他の魔導部隊大隊長達も、キルディリア魔王国に潜入したキュレムとルイーシュのことを心配し。
あちこちでたくさんの人々が、心配と不安のあまり、眠れない夜を過ごしているっていう。
…そんな時でも。
ベリクリーデは今日も、元気いっぱい。
それどころか、何処でもらってきたのか買ってきたのか、スナック菓子の袋まで持ってきた。
「ジュリス、これ。ポテッコ」
「はいはい」
「ジュリスと一緒に食べるおやつ、買いに行こうと思って。私の隊の隊士さんと買いに行ったの」
あぁ、そういうこと。
この間の…パピッコの時と同じパターンね。
「そうしたらね、ポテッコが特売だったんだよ」
「ふーん…」
ポテッコって知ってるか?…スナック菓子なんだが。
簡単に言うと…リング型のポテトチップスだな。
リングの形してるだけで、味は普通のポテトチップスと同じだろ?…と、思った人がいたら、その考えは甘い。
ポテッコとポテトチップスは、似て非なるものなんだな、これが。
食感が全然違うんだ。
ポテッコの方が小さくて、それでいて口にいれるとカリカリサクサクした食感で。
1個の大きさが小さい分、ついつい、いくらでも口に運んでしまう。
で、気づいたらなくなってる。
そういうお菓子なんだ。ポテッコは。
それにポテッコと言えば、その可愛らしい形は勿論。
味のバリエーションが豊富なのも、魅力の一つ。
定番のうすしお味、コンソメ味の他。
期間限定で、様々なフレーバーのポテッコが販売されている。
「…で、ベリクリーデは?何味を買ってきたんだ?」
「えっとねー、コンソメ味」
「…」
「…?どうしたの、ジュリス?」
「いや…」
ベリクリーデにしては…やけに普通、って言うか。
もっと変な味…。「なんで寄りによってコレを選んだんだ?」と思うような、奇怪で奇妙な味の商品を買ってくるんじゃないかと…。
サルミアッキ味のうんまい棒を、箱買いしてくるような奴だからな。
そんなベリクリーデが、素直にコンソメ味のポテッコを買ってくるとは…。
「ベリクリーデ…。お前も成長したんだな…」
しみじみ。
期間限定の味って、惹かれるよな。食べてみたくなるよな。
分かるよ。…でもさ。
あれこれ食べたけど、結局、いつもの定番の味が一番美味しいって気づくんだ。
俺もそうだった。
ベリクリーデも、ついに気づいたんだな。
期間限定、という魅惑のワードに惑わされず。
いつでも何処でも売っている、定番の味付けが一番美味しいんだってことに…。
よく気づいた。
…出来れば、もっと早く気付いて欲しかったな。
ベリクリーデの成長を、心から噛み締めていた…のだが。
「だって、ジュリスがコンソメ味好きだって聞いたから」
「…え?」
「一緒にお買い物に言った隊士さんが言ってたよ。『ジュリス隊長はコンソメ味が一番好きなんですよ』って」
「…ん?」
…なんか、話の雲行きが怪しくなってきた。
ナツキ様も…戦死した、という報告が届いているし。
ルーデュニア聖王国は、元アーリヤット皇国の領土を手に入れたキルディリア魔王国が、今度はこちらに牙を向くのではないかと怯え。
俺やシュニィや、その他の魔導部隊大隊長達も、キルディリア魔王国に潜入したキュレムとルイーシュのことを心配し。
あちこちでたくさんの人々が、心配と不安のあまり、眠れない夜を過ごしているっていう。
…そんな時でも。
ベリクリーデは今日も、元気いっぱい。
それどころか、何処でもらってきたのか買ってきたのか、スナック菓子の袋まで持ってきた。
「ジュリス、これ。ポテッコ」
「はいはい」
「ジュリスと一緒に食べるおやつ、買いに行こうと思って。私の隊の隊士さんと買いに行ったの」
あぁ、そういうこと。
この間の…パピッコの時と同じパターンね。
「そうしたらね、ポテッコが特売だったんだよ」
「ふーん…」
ポテッコって知ってるか?…スナック菓子なんだが。
簡単に言うと…リング型のポテトチップスだな。
リングの形してるだけで、味は普通のポテトチップスと同じだろ?…と、思った人がいたら、その考えは甘い。
ポテッコとポテトチップスは、似て非なるものなんだな、これが。
食感が全然違うんだ。
ポテッコの方が小さくて、それでいて口にいれるとカリカリサクサクした食感で。
1個の大きさが小さい分、ついつい、いくらでも口に運んでしまう。
で、気づいたらなくなってる。
そういうお菓子なんだ。ポテッコは。
それにポテッコと言えば、その可愛らしい形は勿論。
味のバリエーションが豊富なのも、魅力の一つ。
定番のうすしお味、コンソメ味の他。
期間限定で、様々なフレーバーのポテッコが販売されている。
「…で、ベリクリーデは?何味を買ってきたんだ?」
「えっとねー、コンソメ味」
「…」
「…?どうしたの、ジュリス?」
「いや…」
ベリクリーデにしては…やけに普通、って言うか。
もっと変な味…。「なんで寄りによってコレを選んだんだ?」と思うような、奇怪で奇妙な味の商品を買ってくるんじゃないかと…。
サルミアッキ味のうんまい棒を、箱買いしてくるような奴だからな。
そんなベリクリーデが、素直にコンソメ味のポテッコを買ってくるとは…。
「ベリクリーデ…。お前も成長したんだな…」
しみじみ。
期間限定の味って、惹かれるよな。食べてみたくなるよな。
分かるよ。…でもさ。
あれこれ食べたけど、結局、いつもの定番の味が一番美味しいって気づくんだ。
俺もそうだった。
ベリクリーデも、ついに気づいたんだな。
期間限定、という魅惑のワードに惑わされず。
いつでも何処でも売っている、定番の味付けが一番美味しいんだってことに…。
よく気づいた。
…出来れば、もっと早く気付いて欲しかったな。
ベリクリーデの成長を、心から噛み締めていた…のだが。
「だって、ジュリスがコンソメ味好きだって聞いたから」
「…え?」
「一緒にお買い物に言った隊士さんが言ってたよ。『ジュリス隊長はコンソメ味が一番好きなんですよ』って」
「…ん?」
…なんか、話の雲行きが怪しくなってきた。



