ーーーーーー…こちらは、ルーデュニア聖王国。聖魔騎士団魔導部隊の隊舎にて。
つい先程、キルディリア魔王国に潜入したキュレムとルイーシュから、連絡が届いた、と。
シュニィが嬉しそうに、俺のもとに報告に来てくれた。
報告によると、キュレムもルイーシュも、無事にキルディリア魔王国に辿り着き。
入国審査で亡命を希望すると、案外あっさりと受け入れ。
王都にあるファニレス王宮で、不在だったイシュメル女王が戻ってくるまで、お客様待遇で待たされていたそうだ。
そして、戻ってきたイシュメル女王直々に、亡命を認められた上。
上級魔導師…キルディリア魔王国の魔導師にとって、もっとも名誉ある身分に、取り立てられたそうだ。
ってことは今頃、あの二人は。
首から、金色の証明書をぶら下げてるんだろうな。
…ちっ。
キュレムとルイーシュが無事だったのは嬉しいが。
あの忌々しい証明書のことを思い出すと、今でもはらわたが煮え繰り返る。
きっとキュレムとルイーシュの二人も、上級魔導師に選ばれたからといって、手放しに喜んではいないだろう。
キルディリアにいれば、あの証明書が、普段の生活をどれほど影響を及ぼすか…二人共、嫌でも思い知らされているはずだ。
最低な国だよ。キルディリア魔王国というのは。
そんな最低な国に、スパイとして潜り込んだキュレムとルイーシュ。
二人のことを、シュニィはとても心配していた。
彼らを送り出したのは、本当に正しいことだったのだろうかと、自分の胸の内だけではあるが、ずっと思い悩んでいたのだろう。
だからこそ、二人が無事であると聞かされて、心底安心していた。
俺も安心したよ。
キルディリア魔王国が…いかに「嫌な国」であるかは、俺もよく知っているからな。
特に…非魔導師…『青カード』に対する差別は、酷いなんてもんじゃない。
あの国で、『青カード』認定されたベリクリーデが、どんなに辛い目に遭わされたか…。
思い出すだけで、忸怩たる思いがこみ上げて、
「ジュリスー。ポテッコ食べよー」
「…それなのに、お前は今日も元気だよな…」
「…ほぇ?」
…首を傾げるんじゃねぇよ。おバカ。
つい先程、キルディリア魔王国に潜入したキュレムとルイーシュから、連絡が届いた、と。
シュニィが嬉しそうに、俺のもとに報告に来てくれた。
報告によると、キュレムもルイーシュも、無事にキルディリア魔王国に辿り着き。
入国審査で亡命を希望すると、案外あっさりと受け入れ。
王都にあるファニレス王宮で、不在だったイシュメル女王が戻ってくるまで、お客様待遇で待たされていたそうだ。
そして、戻ってきたイシュメル女王直々に、亡命を認められた上。
上級魔導師…キルディリア魔王国の魔導師にとって、もっとも名誉ある身分に、取り立てられたそうだ。
ってことは今頃、あの二人は。
首から、金色の証明書をぶら下げてるんだろうな。
…ちっ。
キュレムとルイーシュが無事だったのは嬉しいが。
あの忌々しい証明書のことを思い出すと、今でもはらわたが煮え繰り返る。
きっとキュレムとルイーシュの二人も、上級魔導師に選ばれたからといって、手放しに喜んではいないだろう。
キルディリアにいれば、あの証明書が、普段の生活をどれほど影響を及ぼすか…二人共、嫌でも思い知らされているはずだ。
最低な国だよ。キルディリア魔王国というのは。
そんな最低な国に、スパイとして潜り込んだキュレムとルイーシュ。
二人のことを、シュニィはとても心配していた。
彼らを送り出したのは、本当に正しいことだったのだろうかと、自分の胸の内だけではあるが、ずっと思い悩んでいたのだろう。
だからこそ、二人が無事であると聞かされて、心底安心していた。
俺も安心したよ。
キルディリア魔王国が…いかに「嫌な国」であるかは、俺もよく知っているからな。
特に…非魔導師…『青カード』に対する差別は、酷いなんてもんじゃない。
あの国で、『青カード』認定されたベリクリーデが、どんなに辛い目に遭わされたか…。
思い出すだけで、忸怩たる思いがこみ上げて、
「ジュリスー。ポテッコ食べよー」
「…それなのに、お前は今日も元気だよな…」
「…ほぇ?」
…首を傾げるんじゃねぇよ。おバカ。



