数時間後。
用意された「夕食」は、それは豪華なものだった。
これまで俺が、ルーデュニア聖王国で粗食させられていたと、思い込んでしまった使用人達は。
高級な食材を、惜しげもなく使用して、王宮の晩餐会みたいなメニューをたくさん用意してくれた。
王宮で食べさせられた高級料理より、更に高級料理だった。
やはり島国だからか、魚介が多かったな。
ウニとかイクラとか、アワビなんてのもあった。
問題は、俺の馬鹿舌である。
生まれてこの方、そういう高級料理を全然食べつけてないから。
ぶっちゃけ、これが美味しいのか美味しくないのか、よー分からん。
多分、美味しいものなんだろうとは思うけど…。
…某ハンバーガーチェーンの、フライドポテトの方が美味くね?…ってなった。
本当、貧乏舌ですみません。
俺の箸がなかなか進まないのを見て、申し訳なさそうな顔をしているメイドさん達にも、本当に申し訳なかった。
「はー…。疲れた…」
夕食と、それから入浴を終えて。
「こちらが寝室になります」と、案内されたのは、邸宅の四階だった。
このお屋敷は四階建てで、リビングは一階に、浴室は三階に、そして寝室は四階にあった。
一部屋一部屋はもっと小さくて良いから、全部一階にまとめろよ。
寝室には大きな天窓があって、部屋の真ん中に天蓋付きのキングサイズのベッドが置いてあった。
でけーよ、ベッドが。
このベッドなら、どれほど寝相が悪くても、落っこちる心配はなさそうだな。
寝室も凄いが、三階の浴室も凄かった。
王宮の、紫水晶の間のバスルームに負けず劣らず…。いや、新築の分、この家の方が立派だったかも。
何もかもだだっ広くて、何もかもが真新しくて、場違い感が否めなかった。
おまけに、俺が風呂に入ろうとしたら、メイドがついてこようとしたんだぞ。
「お手伝い致します」とか言って。
何の手伝いだよ。要らないっつーの。
自分の背中ぐらい、自分で流せるわ。
大の男が5、6人は一緒に入れるであろう浴槽には、緑色のお湯が並々と入っていた。
ハーブの入浴剤か何かだと思うんだけど。
入浴剤なんて使い慣れてない俺にとっては、「なんか歯磨き粉みたいな匂いだな…」としか思えない。
歯磨き粉臭い入浴を、ようやく終えて。
脱衣場に出ると、またメイドが「お着替えをお手伝い致します」とか言い出して、全力でそれを拒否し。
寝室に逃げ帰ってきて、やっとのこと、今、一息ついてるところ。
…今日一日で、嫌と言うほど理解した。
殿様扱いって、羨ましいと思われがちだけど。
「御殿様も…結構大変なんだな…」
ちやほやされ過ぎんのもしんどいわ。
これまで、いかに気軽な生活をしてきたかと思うと、我ながら呆れ、
「失礼致します。キュレム様」
「ひぇっ!?まだ終わってなかったのか!?」
「…??」
「あ、ごめん…」
完全に、気が緩みきっていたところだっだんもんだから。
寝室にお盆を持って入ってきたのは、メイドではなく。
俺の専属見習い魔導師となった、ブラマンジュちゃんだった。
用意された「夕食」は、それは豪華なものだった。
これまで俺が、ルーデュニア聖王国で粗食させられていたと、思い込んでしまった使用人達は。
高級な食材を、惜しげもなく使用して、王宮の晩餐会みたいなメニューをたくさん用意してくれた。
王宮で食べさせられた高級料理より、更に高級料理だった。
やはり島国だからか、魚介が多かったな。
ウニとかイクラとか、アワビなんてのもあった。
問題は、俺の馬鹿舌である。
生まれてこの方、そういう高級料理を全然食べつけてないから。
ぶっちゃけ、これが美味しいのか美味しくないのか、よー分からん。
多分、美味しいものなんだろうとは思うけど…。
…某ハンバーガーチェーンの、フライドポテトの方が美味くね?…ってなった。
本当、貧乏舌ですみません。
俺の箸がなかなか進まないのを見て、申し訳なさそうな顔をしているメイドさん達にも、本当に申し訳なかった。
「はー…。疲れた…」
夕食と、それから入浴を終えて。
「こちらが寝室になります」と、案内されたのは、邸宅の四階だった。
このお屋敷は四階建てで、リビングは一階に、浴室は三階に、そして寝室は四階にあった。
一部屋一部屋はもっと小さくて良いから、全部一階にまとめろよ。
寝室には大きな天窓があって、部屋の真ん中に天蓋付きのキングサイズのベッドが置いてあった。
でけーよ、ベッドが。
このベッドなら、どれほど寝相が悪くても、落っこちる心配はなさそうだな。
寝室も凄いが、三階の浴室も凄かった。
王宮の、紫水晶の間のバスルームに負けず劣らず…。いや、新築の分、この家の方が立派だったかも。
何もかもだだっ広くて、何もかもが真新しくて、場違い感が否めなかった。
おまけに、俺が風呂に入ろうとしたら、メイドがついてこようとしたんだぞ。
「お手伝い致します」とか言って。
何の手伝いだよ。要らないっつーの。
自分の背中ぐらい、自分で流せるわ。
大の男が5、6人は一緒に入れるであろう浴槽には、緑色のお湯が並々と入っていた。
ハーブの入浴剤か何かだと思うんだけど。
入浴剤なんて使い慣れてない俺にとっては、「なんか歯磨き粉みたいな匂いだな…」としか思えない。
歯磨き粉臭い入浴を、ようやく終えて。
脱衣場に出ると、またメイドが「お着替えをお手伝い致します」とか言い出して、全力でそれを拒否し。
寝室に逃げ帰ってきて、やっとのこと、今、一息ついてるところ。
…今日一日で、嫌と言うほど理解した。
殿様扱いって、羨ましいと思われがちだけど。
「御殿様も…結構大変なんだな…」
ちやほやされ過ぎんのもしんどいわ。
これまで、いかに気軽な生活をしてきたかと思うと、我ながら呆れ、
「失礼致します。キュレム様」
「ひぇっ!?まだ終わってなかったのか!?」
「…??」
「あ、ごめん…」
完全に、気が緩みきっていたところだっだんもんだから。
寝室にお盆を持って入ってきたのは、メイドではなく。
俺の専属見習い魔導師となった、ブラマンジュちゃんだった。



