俺とルイーシュの弟子となった、エリトール君とブラマンジュちゃんに。
連れて行かれたのは、王宮の近くにある、王都ファニレスの高級住宅街だった。
どの家も、やたらとデカい。そして庭が広い。
我が目を疑う光景だぞ。
三階建て、四階建ての家も普通にあるし。
庭に巨大なプールが備えられた邸宅や、洒落た噴水を備え、花々を美しく手入れされた庭園のある邸宅もある。
家の前に、頑丈な壁を備えた邸宅も。
「うわー…」
…いかにも高級住宅、って感じだ。
成金の皆さんが、軒を連ねている。
「この住宅街に住んでる人って…みんな上級魔導師なのか?」
ブラマンジュちゃんに尋ねると。
「はい。この区画全域は、上級魔導師様とその家族しか、足を踏み入れることは出来ません」
「…ふーん…」
ってことは、これらの立派なお屋敷は、全部。
イシュメル女王からのプレゼント、って訳だな。
太っ腹な女王で、羨ましいじゃないか。え?
でも俺は、広い家、大きい家って、あんまり憧れを抱かないんだよな。
俺は、住宅街に立ち並ぶ、ご立派な家々を眺めながら。
思わず、こう呟いてしまった。
「…掃除、大変そうだな…」
「はい?」
「あ、いや何でもない」
こんな広い家…掃除するだけで、1日が終わるぞ。
ついつい、そんなことを考えてしまう。
根が貧乏性なんだろうな。
多分こういう家には、使用人がいるから、自分で掃除する必要はないんだろう。
「…で、俺とルイーシュもここに住むことになるのか?」
「はい。そうなります」
「どの家?」
二人暮らしだし、そんなに広くなくて良いぞ。
1LDKもあれば充分。
料理はしないので、キッチンも要らない。じゃあ1LDで。
…しかし。
「もうすぐ見えてくる頃です…。あ、あの家ですね」
「あぁ、あれ…。…ふぁっ!?」
思わず、「でかっ!」と言いそうになった。
俺とルイーシュの為に用意されたのは、ご立派な新築の家だった。
「これ?これなの?この家?」
「はい、そうですが…」
「…お気に召しませんでしたか?」
いや、お気に召し…。
別の意味で、お気に召さないよ。
何階建てだ?これ。4階くらいない?
庭も超広い。運動会出来そうな広さ。
おまけに、敷地内には、25メートルプールまで併設されている。
俺泳がないから。プールなんて、小学校で卒業したから。
宝の持ち腐れっていうのは、こういうことを言うのだ。
「こんなところに住むのか…。ルイーシュと二人だけの生活なのに…」
「俺とキュレムさんが、それぞれ20人ずつ居たとしても、余裕で住めそうですね」
「まったくだよ…」
聖魔騎士団魔導部隊隊舎の自室とは、雲泥の差。
何倍の広さだ…?これ…。
…と、思っていると。
「あ、いえ。こちらはキュレム様のお家です。ルイーシュ様のお家は、この向かい側にある、白い屋根の家になります」
「は?」
エリトール君は、にこりと笑って。
広い通りを挟んだ向こう側に見える、目の前の家と同じくらい広くて大きくて、豪奢な新築物件を指差した。
…。
わーお。
連れて行かれたのは、王宮の近くにある、王都ファニレスの高級住宅街だった。
どの家も、やたらとデカい。そして庭が広い。
我が目を疑う光景だぞ。
三階建て、四階建ての家も普通にあるし。
庭に巨大なプールが備えられた邸宅や、洒落た噴水を備え、花々を美しく手入れされた庭園のある邸宅もある。
家の前に、頑丈な壁を備えた邸宅も。
「うわー…」
…いかにも高級住宅、って感じだ。
成金の皆さんが、軒を連ねている。
「この住宅街に住んでる人って…みんな上級魔導師なのか?」
ブラマンジュちゃんに尋ねると。
「はい。この区画全域は、上級魔導師様とその家族しか、足を踏み入れることは出来ません」
「…ふーん…」
ってことは、これらの立派なお屋敷は、全部。
イシュメル女王からのプレゼント、って訳だな。
太っ腹な女王で、羨ましいじゃないか。え?
でも俺は、広い家、大きい家って、あんまり憧れを抱かないんだよな。
俺は、住宅街に立ち並ぶ、ご立派な家々を眺めながら。
思わず、こう呟いてしまった。
「…掃除、大変そうだな…」
「はい?」
「あ、いや何でもない」
こんな広い家…掃除するだけで、1日が終わるぞ。
ついつい、そんなことを考えてしまう。
根が貧乏性なんだろうな。
多分こういう家には、使用人がいるから、自分で掃除する必要はないんだろう。
「…で、俺とルイーシュもここに住むことになるのか?」
「はい。そうなります」
「どの家?」
二人暮らしだし、そんなに広くなくて良いぞ。
1LDKもあれば充分。
料理はしないので、キッチンも要らない。じゃあ1LDで。
…しかし。
「もうすぐ見えてくる頃です…。あ、あの家ですね」
「あぁ、あれ…。…ふぁっ!?」
思わず、「でかっ!」と言いそうになった。
俺とルイーシュの為に用意されたのは、ご立派な新築の家だった。
「これ?これなの?この家?」
「はい、そうですが…」
「…お気に召しませんでしたか?」
いや、お気に召し…。
別の意味で、お気に召さないよ。
何階建てだ?これ。4階くらいない?
庭も超広い。運動会出来そうな広さ。
おまけに、敷地内には、25メートルプールまで併設されている。
俺泳がないから。プールなんて、小学校で卒業したから。
宝の持ち腐れっていうのは、こういうことを言うのだ。
「こんなところに住むのか…。ルイーシュと二人だけの生活なのに…」
「俺とキュレムさんが、それぞれ20人ずつ居たとしても、余裕で住めそうですね」
「まったくだよ…」
聖魔騎士団魔導部隊隊舎の自室とは、雲泥の差。
何倍の広さだ…?これ…。
…と、思っていると。
「あ、いえ。こちらはキュレム様のお家です。ルイーシュ様のお家は、この向かい側にある、白い屋根の家になります」
「は?」
エリトール君は、にこりと笑って。
広い通りを挟んだ向こう側に見える、目の前の家と同じくらい広くて大きくて、豪奢な新築物件を指差した。
…。
わーお。



