「……わかった、わかったって」
「本当!?」
「本当。なんか気に食わないけど、姉ちゃんのことは信じる。……でも、お前ら5人には必ずぼくの前でスマホって証明してもらうからね」
また5人をにらむように見るヒロ。だけど分かったって言ってくれただけで今は十分!
「さすがヒロ!ありがとう!」
「わっ、やめてよゲーム落ちるし、しかも人前!」
嬉しくて抱きつけば、嫌そうな言葉を並べるもちゃんとヒロは受けとめてくれる。
「ヒロ、今"人前"って言わなかったか?俺の聞き間違い?」
「僕も聞いた。なんだ、わりといい奴じゃん?仲良くするかは別だけど」
「ヒロずるいー!ボクもそらから抱きついてもらいたいー!」
「言ってない!それに走らないでよ小さいの!」
ニヤニヤとする明華くんと円華くん。
それにハグ、ハグ!とわたしたちの周りを走り出す桃李くんにヒロはなんだか照れてるような?
「うん、言ってよかった。今日がしのげてもずっとバレないわけないだろうから。ヒロは強い味方だね」
「……ハラハラしたから自分の充電結構減った」
うん、と頷く碧くんに力が抜けたのかベッドに座る莉雨くん。
これだけでも、5人の個性の強さはヒロに伝わってるはずだから、ほんと強い味方ができた。



