「ねぇ戻れないとかの前に、姉ちゃんはどうなの?信じてるの?ここにいる5人が本当にスマホだって」
信じるも何も……そう思うけど、わたしも証明は出来ない。だからわたしが言葉でヒロに信じてもらえるようにするしか……
「……うん、5人ともスマホだよ。今は何故かスマホに戻れなくなっちゃってるけど。新しいスマホを買ってもらった時のこと覚えてる?スマホを探してたわたしのこと」
「覚えてるよ?ぼくがもうなくしたの、って聞いた日でしょ?」
よかった。覚えてくれてて。
「そう、それでヒロが遊びに行った後、わたしの部屋に……人の姿になった新しいスマホの新星碧くんがいたの」
碧くんの隣に並び、わたしは続けた。
「わたしも碧くんに君のスマホだって言われた時は非現実的って思った。だけど、目の前でスマホに戻ったのを見て信じたの。……それはここにいる4人も同じ。もとはスマホ」
「……本気で言ってんの?」
ああ、今日から変な姉ちゃんって呼ばれてしまうかもしれない。それでも──
「本気で言ってるよ。……だからもし、ヒロが信じてくれるとしたら、お母さんたちにバレないよう手伝ってもらえたら、って」
信じてもらう上に手伝ってもらいたいなんて、だめかな。
不安にスカートのすそを握れば、ヒロは思い切り険しい顔をしてすぐ、息を吐いた。



