わたしのスマホくん


あ……だから、バッグに戻した時に点滅したりしてたってこと?
だとしたら嬉しい。

「っと、点滅したりバッグの中で騒いだから俺、そろそろ充電しないとだ」
「あー僕もしとこっかな。ヘロヘロになるのはごめんだし」
「そだね、ずっと玄関で話すわけにいかないもん。ボク、そらのためにリビングの電気つけてくるー!」

先にうさ耳を揺らしながら、桃李くんがリビングへ向かう。
桃李くんに続き、明華くんと円華くんが行こうとするも、ひとつ思い出した。

「あ、ごめん。明華くんたちの充電器1個わたしの部屋にあるかも!持ってくるね」
「僕リビングの使う」

円華くんが今まで見たことない速さで走っていった。

「アハハ……いいよいいよ、俺は部屋の使うから。それに、一応碧たちも充電するだろ?ギリギリってわけじゃないみたいだけど」
「うん、ぼくもしようかなって思ってた」
「自分も焦らないけど充電したい」
「……ってことで、コンセントがこみあう気がするから俺は青空の部屋でしばらく充電してくるから、また後でな」

ポンポン、とわたしの頭を撫でて明華くんはにこりとほほえむと階段を上がっていった。
明華くんは周りのことを見て動いてくれてるから、何度も思ってきたことだけど、ほんと助かる。