わたしのスマホくん


「じゃあ、10分おきにボクをかまう!そしてまたお勉強する!これはだめ?」

なんてかわいいおめめ。後ろからひょっこりとのぞく桃李くんはほんと小さい時のヒロを見てるみたい。

「じゃあ10分おきね」
「やったぁ!ならおとなしく待てる!」

「は!?ちょっと待って青空。それは僕のことも構ってくれるんだよね?お子ちゃまだけじゃないよね?」

ソファからおりて聞いてくる円華くん。それをみて明華くんは苦笑いをしていた。

「ボクはやさしいからね、皆も青空に構ってもらうことをゆるしてあげるよ」
「お子ちゃまはだまってて」
「うー!まどか以外はゆるす!」

言っては言われ、を繰り返し始める2人。

「またかよ!やめなさい!」
「ある意味仲良し」
「自分もそう思う」

そく突っ込む明華くんと、ほぼ無表情組は言い合う2人を見て"仲良し"と頷きあっている。
こうなるとたよりになるのは、

「お前ら!とりあえず青空の集中時間を作ることに協力しろ!青空のために!いいな!」

明華くんの救いの一言で、ぴたりと静かになり、わたしは宿題へと取り組んだ。