翌朝。
私は制服に着替えてから1階に下りた。
「結? どうしたの?」
「学校に行く」
「ええ!?」
あれほど毎日行きなさいと言っていたお母さんが、驚いている。
私はいただきますと手を合わせて朝食を食べた。
スクールバッグと、スケート靴を入れたスポーツバッグを手に、久しぶりに登校する。
確か私のクラスは3年2組のはず。
教室の前で大きく息を吸うと、よし!と気合を入れて足を踏み入れた。
「おはよう」
その途端、ピタリとみんなのおしゃべりが止んだ。
驚いたように私を振り返り、シンと静けさが広がる。
「私の席を教えてほしいんだけど」
誰にともなくそう言うと、去年同じクラスだった女の子が我に返ったように笑顔になった。
「おはよう! 結ちゃんの席、あそこだよ。窓際の一番後ろ」
「ありがとう」
私は教えられた席に着く。
みんなは戸惑ったままヒソヒソと話しているけど、気にしない。
こんなところでくすぶってはいられない。
私にはやるべきことがある。
放課後になると、私はスケート靴の入ったスポーツバッグを握りしめ、新海アイスアリーナへと向かった。
私は制服に着替えてから1階に下りた。
「結? どうしたの?」
「学校に行く」
「ええ!?」
あれほど毎日行きなさいと言っていたお母さんが、驚いている。
私はいただきますと手を合わせて朝食を食べた。
スクールバッグと、スケート靴を入れたスポーツバッグを手に、久しぶりに登校する。
確か私のクラスは3年2組のはず。
教室の前で大きく息を吸うと、よし!と気合を入れて足を踏み入れた。
「おはよう」
その途端、ピタリとみんなのおしゃべりが止んだ。
驚いたように私を振り返り、シンと静けさが広がる。
「私の席を教えてほしいんだけど」
誰にともなくそう言うと、去年同じクラスだった女の子が我に返ったように笑顔になった。
「おはよう! 結ちゃんの席、あそこだよ。窓際の一番後ろ」
「ありがとう」
私は教えられた席に着く。
みんなは戸惑ったままヒソヒソと話しているけど、気にしない。
こんなところでくすぶってはいられない。
私にはやるべきことがある。
放課後になると、私はスケート靴の入ったスポーツバッグを握りしめ、新海アイスアリーナへと向かった。



