翌日

「おはようございます」

「おはよう、美桜ちゃん」
ニッコリ優しい笑顔を向けるのは
女性では珍しい
神社の神主である70近い伊月(いづき)という女性。

美桜は神社で巫女の仕事をしていた。
この前高校卒業した美桜は
もともとアルバイトしていたこの神社で
続けて仕事にしていた。

「今日は顔色がよくないね、美桜ちゃん」
と伊月は美桜の表情を見て心配する。


「いつものですよ、」

「あぁ、あれ··。美桜ちゃん··」

「伊月さん、あの話しはやめて」

と美桜は伊月の話しを遮る。

そんな美桜の手を握り伊月は