君の素顔に恋をした


話したい! 

仲良くなりたい!

って気持ちは有っても、話しかけてもらうか、二人だけになるみたいな状態じゃないと話しかけれなくて、仲が進展する事なく、あっという間にゴールデンウィークになってしまった。


ゴールデンウィーク、最後に横山くんと会える予定は有るけど、それまで、顔を見ら事ができないの寂しいな。

何にも出来てないのは自分なのに、毎回後悔している。


それにしても、あー、あっつい。

ゴールデンウィークがこんなに暑かったら、夏本番はどんなに暑いんだろう。

汗が垂れてしまわないようにタオルで拭って、心の中で文句を言いながら作業をする。


今日は、みどりの日。

学校は無いけど部活が有って、今は演劇部の大道具のお手伝い中。

背景の書き割りを、体育館で作っているのだ。


体育館のドアは開け離れているし、扇風機は回っているけど、あっつい!


「飯田さん。一回、休憩して大丈夫だよー」


先輩に声をかけられ、頷いて筆を置いた。


風を浴びたいのと、手を洗うために、体育館から出て水場に向う。

水場は、私がいた第三体育館からは遠いけど、その代わり第二体育館に近く、自然に体育館の中を覗ける。

第二体育館では、バスケ部が練習しているのだ。

横山くん、見れたりしないかな。


水の音が気になったのか、マネージャーの仕事をしている最中の立間さんが体育館から顔を覗かせる。

私を見つけると、笑顔で手を振ってくれたから、私も振り返すと、立間さんの後ろから、横山くんも顔を覗かせる。


わっ、やったー、見れた!

見れるかはは分からなかったから、見れたのが嬉しくてしかたない。

このタイミングで来てよかった。


体育館から出たり、声は出せないのか、口をパクパクさせながら横山くんは手を振ってくれる。

私も大きく手を振りたい所だけど、嬉し恥ずかしいので小さく手を振る。


一目見るだけで、今日一日頑張ろうって気持ちになれるのに、手振ってくれるというラッキーが有るなんて。

ほんと、嬉しい!


明後日のお出かけもいい事があるかも。