君の素顔に恋をした


丁寧に使われながらも時間が経ち、飴色になったカウンター。

どうなっているのか分からないけど格好いい、コーヒーを入れる道具。

太陽の光を受けて、キラキラと輝く赤と白のステンドグラス。

満月のみたいな黄色を灯す、ペンダントライト。

チクタクと音を奏でる古時計。

赤いベルベットが張られた、アンティークデザインの椅子。

少し古いデザインだけど、どれもおしゃれな小物達。

焼いたタルトやパイと、挽きたてのコーヒーの香り。


ここが、『喫茶シエスタ』


今日から、私がバイトをするお店だ。