【Side 晴斗】
「はるくん、あそぼう」
「うん、あそぼう!」
穏やかな日曜の昼下がり、ちーちゃんが家に来てくれるのをいつも楽しみにしていた。
家でゲームをしたり、近所の公園で追いかけっこをして遊んだり。
ちーちゃんと過ごす時間は楽しくて、あっという間に過ぎていく。
「もっとちーちゃんとあそびたい」
夕暮れ時、よくそう言って泣いては親を困らせていた。
「はるくん、泣かないで。また明日も遊ぼう?」
ちーちゃんがそう言って僕の手をつないでくれて。
「また明日も来てくれる?」
「うん。学校終わったら、遊ぼう」
その言葉がすごく嬉しかったんだ。
* * *
ピンポーン。
お隣の家のインターフォンを鳴らす。
「はい」
玄関のドアを開けて顔を覗かせたのは、ちーちゃんじゃなくて、お母さんだった。


