子犬系幼なじみの一途な溺愛にキュンです!


いつかお父さんが星を見ながらそう言ってた。


『もしもパパがこの世からいなくなったら、悲しくてもうつむかないで夜空を見上げてごらん。一番輝いてる星になって、必ず千星を見守ってるから』


そういえば、お父さんは亡くなる少し前、そんなことも言ってた。


最近ずっと忘れていたお父さんとの思い出がどんどん甦って来て、自然と涙が頬を伝って流れていた。


「ちーちゃん、大丈夫?」


上映が終わったあと、持っていたハンカチで涙を拭っていたら、隣にいた晴くんが心配そうに言った。


「ごめん。ちょっと、お父さんのこと思い出して……」


「……そっか、ごめん。来ない方が良かったかな」


「ううん。違う、そんなことない」


むしろ、ずっと忘れてた大切な思い出を思い出させてくれたから。


「連れて来てくれて、ありがとう」


「どういたしまして。ここは、僕にとってもちーちゃんのお父さんと約束した思い出の場所なんだ」


「……約束?」


「そう。僕がちーちゃんを守るっていう約束」


『これからは僕がちーちゃんを守るから』


……あれ?


今、何か別の記憶を思い出しかけた気がする。