「小さい時、よくちーちゃんのお父さんが連れて来てくれたよね」
……ああ、そうだ。
週末になると、お父さんはよくわたしと晴くんをここに連れて来てくれた。
そしてわたしは、ここで観られるプラネタリウムが大好きだったんだ。
ということは、もしかして……。
「もうすぐプラネタリウムの上映時間だから、早く行こう」
晴くんに促されて、児童館の中に入った。
冷房が効いていて涼しい室内で、小さい子達が楽しそうに遊んでいる。
「もう予約してあるから、すぐ中に入れるよ」
晴くんがわたしにプラネタリウムの入場券を渡してくれた。
上映室に入ると、夏休み中だからか、席はほぼ満席だった。
そのほとんどは親子だ。


