そんな中で、晴くんに掴まれている腕が熱を帯びて妙に熱くなっていた。
「ちーちゃん、さっきの人とつきあうの?」
掴んでいたわたしの腕を離して、晴くんが言った。
「え?」
やっぱりさっきの聞かれてたんだ……。
でもなんだか現実感がなくて、いまだにわたし自身も告白されたなんて信じられない。
「あの人にちーちゃんのこと渡したくない……」
晴くんが切なそうな声でつぶやいた。
「……晴くん?」
なんだか晴くん、いつもと様子が違う……。
そう思った次の瞬間、目の前が暗くなった。
一瞬、何が起きたのかわからなくて。
晴くんに抱きしめられているんだと気づくのに、数秒かかった。
「ちょっと、晴くん⁉」
慌てて離れようとしたわたしを、晴くんはまるで逃がさないという様に強く抱きしめて、わたしの耳元で囁くように言った。
「ちーちゃんは僕だけ見てて」
晴くんの言葉が頭の中でリフレインしてる。


