一学期の中間テストを終えたある日の放課後。
掃除当番になっていたわたしは、裏庭までゴミ捨てに向かった。
ゴミを捨て終えて、体育館裏を通って帰ろうとしたその時。
「晴くん、お疲れさま~」
聞き覚えのある声が聞こえた。
この声は、冬堂さん?
気づかれないように少し離れたところから様子を見てみると、体育館裏で部活の休憩中らしいジャージ姿の晴くんと冬堂さんがいた。
「練習終わったら一緒に帰ろうよ」
そう言って冬堂さんが晴くんの腕に腕を絡ませた。
その姿は、どこからどう見ても仲良しカップル。
わたしは、それ以上見たくなくて気がついたらその場から駆け出していた。
さっきの仲良さそうなふたりの姿が目に焼き付いて、離れない。


