「あたし、晴くんのことが好きなんです。だから晴くんに告白してもいいですか?」
「え?」
なに言ってるの、この子……。
なんでわたしにそんなこと聞くの?
「それは、別にわたしに聞くことじゃないと思うけど……」
「それって、告白していいってことですか?」
「わたしにダメなんて言う権利ないから」
別にわたしは晴くんとつきあってるわけじゃないし、告白するかしないかは本人の自由だと思うし。
「わかりました。ありがとうございます」
冬堂さんは笑顔でそう言うと、そのまま階段を降りて行ってしまった。
ひとり残されたわたしは、ただ呆気にとられていた。
冬堂さん、あんなことわざわざわたしに言って、一体、何がしたかったんだろう?


