でも、先生が「K大附属やT大附属も狙えるレベル」って言ってくれてるし、お母さんにちゃんと大学に行きたいって相談してみようかな。
なんて考えながら廊下を歩いていると、
「夜風先輩」
突然後ろから誰かに声をかけられた。
振り返ると、そこには見覚えのないキレイ系な女の子。
クラス委員で一緒の子でもないし、一体誰?
不思議に思っていると、
「あ、あたし、晴くんと同じクラスの冬堂です。ちょっと、お話してもいいですか?」
冬堂さんがそう言って人懐っこい笑顔を浮かべた。
わたしになんの話があるんだろう?
考えても心当たりがないけれど。
「あの、夜風先輩って晴くんの幼なじみですよね?」
人がほとんどこない廊下の隅まで来ると、冬堂さんがわたしに尋ねた。
「そうだけど」


