「朝からそんなキャーキャー騒ぐからだろ」
「え~あいさつしてただけじゃん~」
そんなわざと甘えたような口調で言われても、可愛くもなんともない。
「あの人、晴くんの幼なじみだからって調子乗ってない?」
「いい加減にしろよ」
今の一言は聞き捨てならない。
低い声で睨みつけるように言うと、女子達は気まずそうに教室へ入っていった。
僕に構ってくる女子達は、ちーちゃんのことをよく思っていない。
彼女達は幼なじみという立場が気に入らないらしい。
でも僕だって、ちーちゃんの幼なじみはもうイヤだ。
幼なじみじゃなくて恋人同士になりたい。
僕は、小さい時からずっとちーちゃんのことが大好きだから―。


