前の学校で習ったところから随分と先に進んでいて、教科書を読んだだけでは理解が追いつかない。
夕飯のときは半分冗談で友達に教えてもらうと言ったが、それが本当のことになりそうだ。
「あ、和彰」
朝の校舎を歩いていると和彰が前から歩いてきて僕はさっそく呼び止めた。
「おはよう郁哉」
「和彰は朝早いんだね? もう来てたんだ?」
僕も勉強するために早く登校してきたけれど、今和彰はトイレから出てきたみたいだ。
「あぁ。毎朝散歩してから来るんだけど、そうすると少し早めに到着するんだ」
「へぇ!」
散歩と聞いて思い浮かぶのは犬の散歩くらいな僕は驚いて目を丸くする。
「そうだ和彰、勉強を教えてくれないか?」
ふたりで教室へ向けて歩きながら聞くと、和彰はふたつ返事でOKしてくれた。
「勉強、難しいかい?」
「う~ん、こっちの学校のほうが進みが早いから、僕が習っていないところが終わってるんだ」
夕飯のときは半分冗談で友達に教えてもらうと言ったが、それが本当のことになりそうだ。
「あ、和彰」
朝の校舎を歩いていると和彰が前から歩いてきて僕はさっそく呼び止めた。
「おはよう郁哉」
「和彰は朝早いんだね? もう来てたんだ?」
僕も勉強するために早く登校してきたけれど、今和彰はトイレから出てきたみたいだ。
「あぁ。毎朝散歩してから来るんだけど、そうすると少し早めに到着するんだ」
「へぇ!」
散歩と聞いて思い浮かぶのは犬の散歩くらいな僕は驚いて目を丸くする。
「そうだ和彰、勉強を教えてくれないか?」
ふたりで教室へ向けて歩きながら聞くと、和彰はふたつ返事でOKしてくれた。
「勉強、難しいかい?」
「う~ん、こっちの学校のほうが進みが早いから、僕が習っていないところが終わってるんだ」



