淳は郁哉へ向けて気持ち悪いと断言してきた生徒だ。
あまり関わり合いたくなくて、教室後方のドアからそそくさと教室を出る。
男子更衣室へやってきた僕はさっきの淳を思い出してプッと吹き出した。
「幽霊なんているわけないよね」
と、功介と同じ言葉を呟けば隣にいる和彰が頷く。
「体育館の幽霊なんてどこにでもある学校の七不思議だな。淳はきっと幻覚を見たんだ」
「だなぁ。1人で体育館なんかにいるからそういうのを見た気になるんだ」
功介も同意している。
3人で体育館へ入っていくと、バスケットボールがふたつ転がされたままの状態で残されていた。
きっと淳が片付けもせずに逃げ出してきたんだろう。
「全く片付けくらいしろっての!」
功介がブツブツ文句を言いながらボールを片手で拾い上げてシュートする。
ボールはまっすぐゴールへと飛んでいき、ガコンッと小気味いい音を立ててゴールネットを揺らした。
あまり関わり合いたくなくて、教室後方のドアからそそくさと教室を出る。
男子更衣室へやってきた僕はさっきの淳を思い出してプッと吹き出した。
「幽霊なんているわけないよね」
と、功介と同じ言葉を呟けば隣にいる和彰が頷く。
「体育館の幽霊なんてどこにでもある学校の七不思議だな。淳はきっと幻覚を見たんだ」
「だなぁ。1人で体育館なんかにいるからそういうのを見た気になるんだ」
功介も同意している。
3人で体育館へ入っていくと、バスケットボールがふたつ転がされたままの状態で残されていた。
きっと淳が片付けもせずに逃げ出してきたんだろう。
「全く片付けくらいしろっての!」
功介がブツブツ文句を言いながらボールを片手で拾い上げてシュートする。
ボールはまっすぐゴールへと飛んでいき、ガコンッと小気味いい音を立ててゴールネットを揺らした。



