グイッと身を乗り出して質問すれば、誠は耳まで真っ赤にしたまま「放課後、手紙で」と、ボソボソ答えた。
そうか手紙という手があったか!
直接告白する勇気はなくても、手紙でならその気持を伝えることができたんだ。
「すごいな誠は、勇気を出したんだね」
誠はブルブルと左右に首をふる。
「で、その返事は?」
そう聞いた瞬間、3人の空気が氷ついた気がした。
これは聞いちゃいけない質問だったのかもしれない。
そもそもユリちゃんからOKをもらっていれば、廊下ですれ違ったときに会話があってもよさそうだ。
だけどふたりは視線すら合わせていなかった。
「返事はまだもらってない」
誠のか細い声が聞こえてきた。
消え入ってしまいそうな声に申し訳なさがこみ上げてくる。
「ご、ごめん、聞くんじゃなかったかな?」
振られたわけではないけれど、返事がないのも結構辛いかもしれない。
そうか手紙という手があったか!
直接告白する勇気はなくても、手紙でならその気持を伝えることができたんだ。
「すごいな誠は、勇気を出したんだね」
誠はブルブルと左右に首をふる。
「で、その返事は?」
そう聞いた瞬間、3人の空気が氷ついた気がした。
これは聞いちゃいけない質問だったのかもしれない。
そもそもユリちゃんからOKをもらっていれば、廊下ですれ違ったときに会話があってもよさそうだ。
だけどふたりは視線すら合わせていなかった。
「返事はまだもらってない」
誠のか細い声が聞こえてきた。
消え入ってしまいそうな声に申し訳なさがこみ上げてくる。
「ご、ごめん、聞くんじゃなかったかな?」
振られたわけではないけれど、返事がないのも結構辛いかもしれない。



