恋愛はしてみたいけれど、今はスポーツの方が大切という和彰なら、きっとその気になればすぐに彼女ができそうだ。
「誠は、ユリちゃんに告白しないの?」
くりんっと首を捻って今度は誠へ訊ねた。
自分への質問はすでに終わったと思って油断していたのか、「え、なに!?」と、また慌てている。
「告白だよ告白」
隣を通り過ぎるだけで真っ赤になってしまうくらい好きなら、告白すればいいのにと思う。
「こ、告白は……」
やっぱり難しいことなのかな?
と思っていると意外な言葉がかえってきた。
「したんだ」
「へ!?」
今度は僕の声が裏返る番だった。
「うそ、告白してるんだ?」
「そんなに大きな声を出さないでよ」
「ご、ごめん」
慌てて声量を落とすけれど、好奇心がうずいて仕方ない。
この奥手でおとなしい誠が勇気を出して告白したなんて、嘘みたいだ。
「ど、どこで、どうやって?」
「誠は、ユリちゃんに告白しないの?」
くりんっと首を捻って今度は誠へ訊ねた。
自分への質問はすでに終わったと思って油断していたのか、「え、なに!?」と、また慌てている。
「告白だよ告白」
隣を通り過ぎるだけで真っ赤になってしまうくらい好きなら、告白すればいいのにと思う。
「こ、告白は……」
やっぱり難しいことなのかな?
と思っていると意外な言葉がかえってきた。
「したんだ」
「へ!?」
今度は僕の声が裏返る番だった。
「うそ、告白してるんだ?」
「そんなに大きな声を出さないでよ」
「ご、ごめん」
慌てて声量を落とすけれど、好奇心がうずいて仕方ない。
この奥手でおとなしい誠が勇気を出して告白したなんて、嘘みたいだ。
「ど、どこで、どうやって?」



