幽霊学級

そう思ってから、目覚めたのはたった今だと気がついた。
僕は夢と現実がごっちゃになっているのかもしれない。
「窓から落ちたなんて聞いて、ビックリしたんだからね、もう! なんでもかんでも首突っ込んじゃダメでしょう!」
「そうだぞ。いくら人助けと言っても、無茶はしちゃだめだ。だけど今回も勇敢だったな」
僕は目をパチパチさせる。
親には3人が幽霊だったことは話していない。
僕が窓から落ちた理由がどう説明されているのかわからなかった。
返事に困っていたとき病室のドアがノックされて、淳とユリちゃんが入ってきた。
ふたりとも目覚めた僕を見た瞬間花が咲いたように笑顔になった。
「郁哉!」
淳に名前を呼ばれてドキリとする。
「真崎くん、よかった目が覚めたんだね」
ユリちゃんがホッとしたように目元を緩め、そして少しだけ滲んできた涙を指先でぬぐった。