幽霊学級

「よくない!!」
怪異は僕の霊感のせいで次々と活発化した。
それなら、功介の悪霊化が進んだのも僕に原因があるかもしれない。
僕は迫ってくるカゲと向き合った。
右手の窓は開いていて、涼しい風が入ってきている。
「僕が止めなきゃ、この学校の怪異は止まらない」
「お前、なに考えてやがる!」
「淳は下がってて!」
カゲが僕に手をのばす。
その距離はもう簡単に僕を捕まえることのできる距離だ。
僕は自分からカゲに向かって走った。
そしてその体をきつく抱きしめる。
よし!
カゲが一瞬たじろぐのがわかった。
「オオオォォォォォ!!」
功介の咆哮が廊下に響き渡る。
「功介大丈夫だよ。僕は君を助ける」
僕はそう言うと、カゲもろとも窓の外へ身を翻した。
「おい!!」
淳が窓に駆け寄る姿が見えた。
「オオオオオオオオ!!」
功介が耳元で叫ぶ。