幽霊学級

それが全部、こんなことにつながっていたなんて。
「僕のおせっかいのせいで!」
グッと両手の拳を握りしめた。
「お前の霊感はかなり強かったんだろうな。幽霊をモヤとしてじゃなくちゃんと人として見ることができて、話もできて。だからお前自身も今までずっと気が付かなかったんだろ」
「そうなんだと思う。だって僕には霊感なんてなかったから。相手が幽霊だなんて考えもしなかった」
友達だと思っていた。
3人共気さくで優しくて、転校初日からこんな出会いに恵まれる自分をラッキーだと思っていた。
怪異に悲鳴を上げ、逃げ惑う生徒たち。
「おい、そろそろまずいかもしれねぇぞ」
淳が教室内にもうほとんど生徒が残っていないことに気がついて言った。
「俺たちも逃げよう」
「僕は……逃げない」
グッと両足を踏ん張って立ち上がる。
淳の後に真っ黒なカゲが迫ってきているのが見えた。