幽霊学級

「3人共僕の友達だ。誠はおとなしくて恥ずかしがり屋。功介は頭に血が登りやすいけれど妹思い。和彰はみんなの中心みたいな人で、スポーツが得意。死んでたら、僕がこんなに彼らのことを知ってるわけがないだろ!」
唾を飛ばして怒鳴ると淳が僕の手を振り払った。
僕は肩で呼吸を繰り返す。
「これを見ろ。このニュース、見たことないか?」
淳がスマド画面を僕の目の前に突き出してきた。
『遠足バス横転。生徒3人死亡』
その見出しに僕の喉がヒュッと音を立てた。
『バスは山頂付近にさしかかったところでブレーキがきかなくなり、カーブを曲がりきれずに横転。崖下へ転落』
「嘘だ、そんな……」
体からすーっと血の気が引いていくのを感じる。
この事故は全国的にも有名になり、もちろん僕も前の学校に通いながら見たことのあるものだった。
でも、まさか、そんな……!