私はオムライスに手を付けていく。
「うん、オムライスも美味しい」
「本当? 私も食べようかな」
智世もスプーンを右手に持ち、オムライスに手を付け始める。
「うん、本当だ。美味しいね」
「ね、美味しい」
しばらくランチを食べ続けていくと、智世が「そういえば三国くん、弁護士って言ってたよね?」と聞いてくるので、私は「うん」と頷いた。
「三国くんのお父さんって、外科医じゃなかった?」
「うん、そうだよ」
「でも三国くんは、弁護士になったんだ。 てっきり同じ医者になるのかと思ってたんだけどね」
智世がそう言うので、私は「三国くん、医者になるつもりは元々なかったんだって。 だから弁護士になったみたい」と話した。
「へえ、そうなんだね。 でも弁護士か……。すごいね」
「うん、すごいよね」
智世は黙々とランチを食べていたけど、食べ終えた時「ねえ、絵梨沙」と声を掛けてくる。
「ん?なに?」
「三国くん、相変わらずイケメン?」
「うん、カッコイイよ」
智世はアイスコーヒーを飲みながら「へえ? それでますます好きになっちゃったっていう訳だ」と私を見ている。
「ま、まあ、元々カッコ良かったし!」
「やっぱり大好きなんだ、三国くんのこと」
私は恥ずかしくもありながらも、「まあ、大好きなことに変わりはないよ。……あの時からずっと、大好きなままだよ」と智世に微笑んだ。
「二人で撮った写真とかないの?」
「あるよ。 見る?」
「もちろんよ」



