【完結】七年越しの初恋は甘く熱く、ほろ苦く。



 私はオムライスに手を付けていく。

「うん、オムライスも美味しい」

「本当? 私も食べようかな」

 智世もスプーンを右手に持ち、オムライスに手を付け始める。

「うん、本当だ。美味しいね」

「ね、美味しい」

 しばらくランチを食べ続けていくと、智世が「そういえば三国くん、弁護士って言ってたよね?」と聞いてくるので、私は「うん」と頷いた。

「三国くんのお父さんって、外科医じゃなかった?」

「うん、そうだよ」

「でも三国くんは、弁護士になったんだ。 てっきり同じ医者になるのかと思ってたんだけどね」

 智世がそう言うので、私は「三国くん、医者になるつもりは元々なかったんだって。 だから弁護士になったみたい」と話した。

「へえ、そうなんだね。 でも弁護士か……。すごいね」

「うん、すごいよね」

 智世は黙々とランチを食べていたけど、食べ終えた時「ねえ、絵梨沙」と声を掛けてくる。

「ん?なに?」

「三国くん、相変わらずイケメン?」

「うん、カッコイイよ」

 智世はアイスコーヒーを飲みながら「へえ? それでますます好きになっちゃったっていう訳だ」と私を見ている。

「ま、まあ、元々カッコ良かったし!」

「やっぱり大好きなんだ、三国くんのこと」

 私は恥ずかしくもありながらも、「まあ、大好きなことに変わりはないよ。……あの時からずっと、大好きなままだよ」と智世に微笑んだ。

「二人で撮った写真とかないの?」

「あるよ。 見る?」

「もちろんよ」