カフェで絵梨沙には彼氏も旦那もいないと聞いて安心した俺は、その流れの勢いに任せて当時のことを謝罪した後、絵梨沙に告白をした。
七年間ずっと俺のことを忘れられなかったと絵梨沙からの告白を受けた時は、嬉しくて微笑みが少し出てしまった。
両想いって……こんなに嬉しいものなのかと思った俺は、絵梨沙に「俺と付き合ってほしい」と言葉にした。
絵梨沙からもOKをもらい、俺たちはその日から恋人になった。 その時俺は、絵梨沙のことをずっと好きでいて良かったと思った。
あれは忘れることの出来ない、紛れもない俺の【初恋】だ。 絵梨沙のことを、何がなんでも幸せにしたい。
恋人同士になった日の夜、俺は絵梨沙を自宅に招いた。 一人暮らししているマンションに絵梨沙を呼ぶ日が来るなんて思ってなかった俺は、少しばかり緊張していた。
「絵梨沙、なんか飲むか?」
「ううん、大丈夫」
絵梨沙も少し緊張しているようにも見える。
俺はそんな絵梨沙がかわいくて、思わず絵梨沙のことを抱きしめてしまう。
「三国くん……?」
「絵梨沙、もう絶対に離さないから、覚悟しろよ」
俺は七年も待ったんだ。 だからもう、絵梨沙のことを離してなんてやらない。
離すつもりなんてさらさらないんだ。ずっとこの腕の中に、閉じ込めていたい。
「絵梨沙、好きだ」
俺は絵梨沙の頭を撫でると、絵梨沙の唇にそっとキスを落とした。
「三国くん……」
「絵梨沙、名前で呼んでよ。 あの時みたいに」
「……祥太、くん」



