【完結】七年越しの初恋は甘く熱く、ほろ苦く。



「絵梨紗」

「ん?」

 祥太くんが私をそっと抱き寄せる。

「祥太くん……?」

「俺と夫婦になってくれて、ありがとう。……愛してる」

 祥太くんが私に甘くて優しいキスを落とす。

「私も、愛してるよ。……ずっとずっと、この先も愛してる」

 私には祥太くんだけだから。 もう二度と絶対に離れない。

「俺の方が愛してる」

「ねえ、いつもそれ言うよね」

 そう言葉を返すと、祥太くんは照れくさそうに「だって本当のことだしな」と言い返して来る。

「意地っ張りなんだね、意外と」

「そんなことはない」

「ふふふ。……祥太くんてば、ムキになってるの?」

 私がそう聞くと、祥太くんは思い切り私にキスをしてくる。

「んんっ!?……ちょっと、なに?」

「言っておくが、ムキになんてなってないからな」

 私はそんな祥太くんがかわいく見えて、独り占めしたい気持ちになった。

「素直じゃないんだから」

「絵梨紗もな」
 
 結局、どっちもどっちってことだ。 私たちは、似た者夫婦ってことだ。

「祥太くん、私……祥太くんの妻として、一生懸命頑張るからね」

「ありがとう。 でも、そんなに無理して頑張る必要はないからな」
 
 祥太くんが頭をぽんと撫でてくれる。

「うん、ほどほどに頑張るね」

「ああ、ほどほどにな」
 
 私たちはお互いに微笑みあうと、お互いどちらからともなくキスを交わした。

「祥太くん、ずっと一緒にいてね」

「もちろん、ずっと一緒にいる。 もう二度と離さないって決めたんだから」