✱ ✱ ✱
「キレイだな、指輪」
「うん……すごくキレイ」
祥太くんから数時間前にプロポーズを受けた私は、すぐにOKした。 もちろん、私もそのつもりだったから。
プロポーズされた時は本当に嬉しくて、夢なんじゃないかって、そう思うほどだった。
「絵梨紗の手、すべすべだな」
「そうかな?」
身体を重ね合った後の余韻が残るベッドの中で、祥太くんに抱き締められながら指輪を眺めていた。
あまりにもキレイな指輪で、こんなにキレイなものをもらってもいいのかと不安になってしまう。
「俺は絵梨紗とこうして一緒にいられて、本当に幸せだよ」
「私も……すごく幸せ」
裸のまま祥太くんに寄り添いながら幸せを噛み締めていると、温かい気持ちになる。
「祥太くん、愛してるよ」
「俺の方が愛してるに決まってるだろ。……七年も待ったんだから」
祥太くんから甘くて熱いキスをもらうだけで、私の心は満たされる。
祥太くんと七年後にまさか結婚することになるとは思ってなかったし、再会するとも思ってなかった。
「祥太くん……あの時、私に会いに来てくれてありがとう」
祥太くんが会いに来てくれなかったら、私はきっと祥太くんとの淡い思い出を抱えたまま生きていたと思う。
ずっとあの時のことを後悔して生きていたと思うし、きっと新しい恋をすることにも臆病になっていたと思う。
「これからはもう離さないよ。……ずっとずっと、絵梨紗のそばにいるから、安心しろ」
「……うん」
やばい。私今、とても幸せだ……。
「キレイだな、指輪」
「うん……すごくキレイ」
祥太くんから数時間前にプロポーズを受けた私は、すぐにOKした。 もちろん、私もそのつもりだったから。
プロポーズされた時は本当に嬉しくて、夢なんじゃないかって、そう思うほどだった。
「絵梨紗の手、すべすべだな」
「そうかな?」
身体を重ね合った後の余韻が残るベッドの中で、祥太くんに抱き締められながら指輪を眺めていた。
あまりにもキレイな指輪で、こんなにキレイなものをもらってもいいのかと不安になってしまう。
「俺は絵梨紗とこうして一緒にいられて、本当に幸せだよ」
「私も……すごく幸せ」
裸のまま祥太くんに寄り添いながら幸せを噛み締めていると、温かい気持ちになる。
「祥太くん、愛してるよ」
「俺の方が愛してるに決まってるだろ。……七年も待ったんだから」
祥太くんから甘くて熱いキスをもらうだけで、私の心は満たされる。
祥太くんと七年後にまさか結婚することになるとは思ってなかったし、再会するとも思ってなかった。
「祥太くん……あの時、私に会いに来てくれてありがとう」
祥太くんが会いに来てくれなかったら、私はきっと祥太くんとの淡い思い出を抱えたまま生きていたと思う。
ずっとあの時のことを後悔して生きていたと思うし、きっと新しい恋をすることにも臆病になっていたと思う。
「これからはもう離さないよ。……ずっとずっと、絵梨紗のそばにいるから、安心しろ」
「……うん」
やばい。私今、とても幸せだ……。



