「実はなぁ、返済を待ってる間に、利子が発生してたんや。その分を返してもらってへんことに気づいてな?」
「利子って……いくらですか?」
「百万円や」
「ひゃっ……、それ、本当なんですか?」
「本当やで? 今日中に払ってもらわな、明日には倍の二百万円になるからなぁ」
「っ、何それ……そんなの、違法ですよ!」
「あぁ? オジキが言うことにケチつける言うんかぁ!?」
反論すれば、田口の後ろに控えていたガタイのいい大男が、怒鳴り声を上げながら机を蹴り上げる。
大きな音に驚いて反射で目をつぶってしまった。
……怖い。
だけどここで屈してしまえば、つけあがってもっと無茶な要求を突き付けてくるに決まってる。



