休み時間。


私、濡沢衣は、とても清々しい気分だった。


生きる意味という芽が出たようだ。




朝のことを思い出し、口から笑いが漏れる。





教室に戻る時に真に発した言葉、その時のあの表情。

また吐くんじゃ、というほど青ざめていた。









それと、今日の弁当には埃も何も入っていなかった。
久しぶりの母のつくる卵焼きの味がした。








気持ちがいい、最高の快感だ。