その息尽きるまで時間は無限

でも、いつの日か壊れていた。

あいつが、七晴黎が、来るまでは。

クラスのリーダーが変わった。

クラス全員が鞍替えして、七晴を拝めるかのようになった。



ーーーちがうだろ、そこは佳凪だ。

そこが佳凪じゃないと、“俺もいけないじゃないか。”



全ては俺だろ。

俺のためだ。



しかも、あれから、濡沢がおかしい。

七晴と仲良くしだしたと思ったら、イキリやがって。


七晴と仲がいいから、あいつまでクラスカーストの上位に食い込んできやがった。