その息尽きるまで時間は無限

「だーから、私が食べたいのと楓が食べたいの、同じでしょ?だから、私の食べなよ、って。」

ーー優しい。
とても優しい。

ーーーこれは、本当に友情の優しさなのか?
異性にだぞ?


…いやいや、いくらなんでもこれは俺のこと好きじゃないと無理だろぉ、いやあまいっちゃ……馬鹿馬鹿しいな。



流石に優しすぎる。

これだから好きになってしまうんだ。

「…本当に、良いのか?」

「…仕方ないじゃん。…私金持ちだからぁ!忘れてんでしょ?うちの両親。」

「…でも…」

「あー、いーのいーの!黙って黙って!」


…惚れてまうやろ。


「え、佳凪、どゆこと…?」

「ん、気にしないで気にしないで。」


何も知らない班員はそりゃ戸惑うが、それにも何も言わず流す佳凪。



「お待たせしましたー!抹茶ベリークレープと…」


店員からそれぞれクレープを受け取る。