その息尽きるまで時間は無限

「…大丈夫?どした?」

あおいも心配そうに囁いてくる。

三人でこそこそ話していると、やはり残りの班員の三人が声をかけてくる。

「なに?何があったん」

「はよしろて」

どうしよう、どうしよう。
班員には言えない。


「…お、おれ、やっぱ、クレープいいや。」

「え…?!」

「えーなんで?!」

「え、楓…?」

これがきっと最善手だ。


「うん、いらない。甘いの…苦手…だし…。」


だめだ、バレちゃいけない、こんな情けないの…。





「何言ってんの、楓甘いの好きじゃん。」



ーーーポツっと、佳凪がつぶやいた。

……そんなことを、覚えていたのか?


「…すみません、抹茶だらけクレープ、一個無しで。」

「え…あぁ、かしこまりました。5600円です…。」

「え、佳凪…?」

佳凪が急に注文を取り消した。


そのまま、俺抜きで会計を進めてしまう。

どういうことかと1人戸惑っていると…。


「…楓、私のやつの、半分くらい食べなよ。」


…?