その息尽きるまで時間は無限

「ところで、真?」

「なに」

濡沢が話しかけてきた。


珍しい。
怖い。



「“まだ”、矢田家は大丈夫なの?」

「…は?」


まだ…って、何?


「何が…?俺の家が?」

「ふーん、まだ何もないらしいね。まだかなぁ。ね?黎。」


「ねっ!

「は…?何が??」

「ふ、そのうち、分かるよ。」


以前トイレで攻めたときのような笑みを見せる濡沢。


俺の肩をポン、と叩く。

「じゃ、私こっちだから。バイバイ。」


「バイバーイ!また明日ね!ほら、真くんも、ね。」


「あ…あぁ、また。」

小さく手を振る。