その息尽きるまで時間は無限

床に散乱したお菓子はそのままにして、ベッドの脇にあるクッションとぬいぐるみの山に寝転ぶ。


スマホを開いて、録音の記録をみた。


5分のファイル。


「これ、どーしよっかなー」


せっかく手に入れたんだ。

決定的な現場を。


衣ちゃんのことを考える。


衣ちゃんのためにっ、使いたい!!





……ーーーーークロは、あたしは、国会議員、七晴隼の、〇〇会社社長、七晴沙結の、大事な、一人娘。




口角が上がる。






「衣ちゃんのために、使わなきゃっ!」








一日経って、月曜日。

学校にいつも通り行くと、真くんは普通に席に座っていた。


“まだ”大丈夫なみたい。


「黎ちゃんおっはー!」

「あっ、おはよっ!」

クラスメイトと挨拶を交わして、席に向かう。


あっそうだ。

















「まーことくんっ!おはよっ」