その息尽きるまで時間は無限

あの七晴家の娘に、手を出したとこを、撮られた。


ーーーーーーあれは、利用、いや、悪用するほか考えられない。



ーーーきっと、濡沢の“復讐”のために、使われる、



もう、俺は、壊れた。

俺は。



矢田真は、



終わった。










「ふ、は、はは」







視界が滲んだ。

払うように、地面を蹴った。

風では吹き飛ばなかった。


あふれた。


だめだった。



なんかもう、全てダメだった。






ひどかった。



鼻の奥がツーンとする。


喉が震える。

風とは正反対に、熱かった。





「ふは、ふふ、ふふ」





ズビズビ鼻が鳴っているのに、自分を鼻で笑った。