その息尽きるまで時間は無限

「この録音、どうしちゃおっか?」






涙には似合わないニヤけた口調でつぶやいた七晴。








俺の視界からは、悪魔にしか見えない。







「どう…する…」

つもりだ。





って聞きたい。











「…どうしちゃうと思う?」







…………………静か。






耳鳴りがする。






手の感覚が、ない。つめたい。


後頭部が気持ち悪い嫌な冷たさに包まれる。






「しらねぇよ…」



これが精一杯。



声が情けなく震えてる。


力振り絞って言ったのがガッタガタの5文字とかダサすぎる。