その息尽きるまで時間は無限

チョコの一箱で、こんなに話って重く変化するっけ。

コレもお菓子パワーかよ。
嫌いになっちまいそうだ。


「ねぇ…なんとか言ってよ!」

七晴の語尾が強くなった。


「…はぁ」

ギリギリ声を出す。

「なんで、濡沢の話になんだよ。」


「…え?」

「今、チョコの話してただろ」

チョコはともかく、今は濡沢の話はしたくない。


だって、だって、だって。

記憶が駆け巡る。

「関係、あるよ」


「どこがだよ?!」