その息尽きるまで時間は無限

気づけば、七晴の漫画語りがストップしていた。


え。




「真くん、それ、食べたい?

「え、あ、」



手に取れば、「たべたい」と思っているのかと思われるのは、普通だろう。




でも、食べたくない。


自分のプライドが膨らむ。



あのときに開けもせず捨てたものを、食べたく無い。



「や、えっと、…そういうわけじゃねえ。どういう奴か手に取ってみただけ…」

「前に捨てたから、食べれないんでしょ。」



「………は?」