その息尽きるまで時間は無限

封を開けて中を見ると、赤、黄、青の色をした丸いグミが。

一つ口に入れると、ザラザラもした砂糖の食感。

…………普通のグミだ。

…めちゃくちゃ体に悪そうな味だ。

まあビビッドな色合いだったし、きっと数字付きの着色料がてんこ盛りなんだろう…。



ちなみにだが、七晴は好きな漫画語りを、続けている。

俺は、案外お菓子が美味しくて、聞きながらボリボリ食べている。


…このお菓子はなんだ…。

てかこれもなんだ。

今七晴がたべている…フィナンシェのようなものはなんだ…?

何語なのかもわからん…!

「な、七晴…」

「どした〜?」

「国外のお菓子…多くね?」

「そぉ?」


国内のやつ少ねえよ…。


「コレとかコレとか、そのフィナンシェみたいなのもなんだよ?」

「んー?多分コレはアメリカかな。あっ、それ台湾。コレはタイかな。あー…それは…わかんない。…どこの?」

「いや俺が聞きたい」

もうわかんねぇ…。

「でも別に変なの無いから、気にせず食べなよ。」

「あ…りがと」