必死に抗っても、時間はちっとも遅くならない。

遅れることもなく、いつも通りに時は流れ、翌日になってしまった。

土曜日。

今日から10月じゃ〜ん、なんて考えて、軽く現実逃避。

「母さん」

「んー?どうした?」

「今日…く、ラスメイトの、…家、行ってく…る」

「あら、そうなの、何時から?」

「11時くらい」

「あと数時間じゃない」

「…あぁ…まぁ、四時には帰る。や、もっと早いかも」

「あら、もっと遊んでらっしゃいよ」

「…まぁ、とりあえずそれくらいには帰るから」

「そう。」

もっとあそぶなんで、そんなの自殺行為だ。

思えば、七晴宅で何をするかわからない。
なにをするんだ?