本当に、七晴黎には手を出していいのか? 今更芽生えた感情は、俺の正当防衛に踏み潰された。 朝ごはんをたべ、ランドセルをとり家を出る。 体感的には、足に5トンのおもりがついているようだ。 久しぶりの学ランとともに、校門をくぐる。 桜の木は、まだ青かった。