でも、これ以上休むと、一生涯社会的に生きれないと思ったので、這いつくばってでも行く。



「おはよう、真。体調はどう?」

「…うん、今日は行けそう。」

「学校?」

「ん」

「よかった!朝ごはん食べたら行ったきなよ!」

「……ん。」

母の言葉に少なく返事をし、父にも一応挨拶を。

「…父さん、おはよ」

「ん、おはよう。」

父はソファでテレビのニュースを見ていた。

片手に持ったコーヒーの湯気で、父さんのメガネは曇っている。


まだ少し眠気のまとわりつく目をこすり、ソファに座ると、政治のニュースをやっていた。