いく宛を失った夕美は、1人で隅っこにうずくまってる。
…これは、どういう感情?
かわいそう?同情?辛い?
そんな感じじゃない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜中。
トイレで偶然愛菜を見つけた。
「愛菜!?」
「シーーーーっ!声大きい!」
あやめの人は、幸いにも夜中はそれほどの監視をしていないらしい。
だからって夜中に逃げても、結局は銃で殺される。
そして今1番言いたいことを単刀直入にいう。
「起こしちゃうでしょ」
「ごめん…ところで愛菜、『あの事件』のこと…」
「そんなに知りたいの?」
「え?」
愛菜がここまでクッションを挟むのは珍しい。
「そんなに知りたいなら、ちょっとは教えるけど、事件に関係してるかは教えない」
「なになに?」
早くこのクラスの真相を知りたい。
「のぞみが転校してくる前、クラスでカンニング疑惑があったの」
「カンニング?」
「うん、相沢美波ちゃんいるでしょ、その子が中間テストの時に急にカンニングされたと言い出したの」
「急にってことは、証拠がないの?」
「勘がいいねのぞみは…」
少し笑顔を見せた愛菜。
「もちろん誰もカンニングなんかしてない…とは思う」
「だよね…」
「…」
「あ!愛菜!」
それだけ言うと愛菜は何も言わずに去っていった。
そんなに言いたくないこと…
一体このクラス、何があったんだろう。
このクラスはただのクラスじゃない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日。
ピーンポーンパーンポーン。
嫌に大きく聞こえ、耳に残る音だ。
次は誰が当たってしまうんだろう…
【第5ゲーム】
救出人:相沢美波
小日向彩花
昨日愛菜が言ってた美波だ。
でも彩花と特に関係はなさそうだった。
美波はどうする?
「それでは、よーい、スタート!」
するとスタート直後に美波が驚きのは一言を放った。
「カンニング、あんたでしょ」
え!?
周りがザワザワしてきた
「え!?違うでしょ?彩花ちゃん!彩花ちゃんはこんなことしない!」
千世はもちろん反論する。
「でもあんた、成績まあ悪いのはは事実じゃん」
「それだけでしょ!証拠は!?」
「ほーら、すぐに証拠を求めようとする。大抵そういう奴が犯人なんだよ」
「そんなの偏見だ!」
「彩花ちゃんのいう通り!」
目を怒りの色に染めている美波と、必死に訴える彩花。
どっちが正しい?
でも私は事件のことなど何も知らないから、何もいうことができない。
無力だ…
「とにかく、私はあんたを助ける気はない」
「違う!本当に違う!」
迫る死を目の前に泣きじゃくる彩花。
「ウッソ泣き〜バカだなあ〜」
「違う!!!!!」
とうとうバン、バン、とガラスを割って逃げ出そうとする彩花。
嘘泣きじゃない!あれは本当の泣き声だ。
「美波ちゃん、ひどい!そんなこと言って、彩花ちゃんが嫌いなだけでしょ?」
彩花が嫌い?
でもその可能性はある。
「黙れよバカが!悪事をした奴は、死ぬ運命なんだ!」
「千世!!!!!」
そしてとうとうタイマーは0になってしまった。
ビーーーーーーーーーーー!
死亡者:小日向彩花
彩…花…
「嘘だ!こんなの嘘だ!信じて!こんなのおかしいよ!」
『バーイ♪小日向彩花さん?』
プシューと毒ガスが充満する。
酷すぎる。
なんでこんなにあやめは無慈悲なんだ。
「死にたくない!苦しい…」
「彩花…!」
そして毒ガスが引いていくと彩花が倒れていた。
「うううっ…なんで!あんたは心がないの!?」
「しつこいわね!殺してやろうか?」
「殺したいのはこっちだ!」
グサッ。
「きゃあああああああ」
「な…嘘」
え?
そこには、返り血に染まった千世と血に染まった美波がいた。
「この恨み、一生忘れないでよ?死んだ後も」
そして美波が倒れる。
千世…
「ごめんね。でもこれが運命なの」
そして誰にも伝える気のない独り言を呟く。
千世…?
美波に刺さったカッターを抜くと、千世はカッターで自分を刺した。
「いやああああああ」
最後一言も喋らずに、死を受け入れた。
残酷だ。
「もう嫌だ!早くこれを終わらせてよ!わからずや!!!!!!」
いくら叫んだってあやめには届かない。
でも叫ばずにはいられなかった。
死亡者:小日向彩花(元1年1組)、相沢美波(元1年2組)、篠部千世(元1年2組)
残り10人
13ー3=10
…これは、どういう感情?
かわいそう?同情?辛い?
そんな感じじゃない。
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夜中。
トイレで偶然愛菜を見つけた。
「愛菜!?」
「シーーーーっ!声大きい!」
あやめの人は、幸いにも夜中はそれほどの監視をしていないらしい。
だからって夜中に逃げても、結局は銃で殺される。
そして今1番言いたいことを単刀直入にいう。
「起こしちゃうでしょ」
「ごめん…ところで愛菜、『あの事件』のこと…」
「そんなに知りたいの?」
「え?」
愛菜がここまでクッションを挟むのは珍しい。
「そんなに知りたいなら、ちょっとは教えるけど、事件に関係してるかは教えない」
「なになに?」
早くこのクラスの真相を知りたい。
「のぞみが転校してくる前、クラスでカンニング疑惑があったの」
「カンニング?」
「うん、相沢美波ちゃんいるでしょ、その子が中間テストの時に急にカンニングされたと言い出したの」
「急にってことは、証拠がないの?」
「勘がいいねのぞみは…」
少し笑顔を見せた愛菜。
「もちろん誰もカンニングなんかしてない…とは思う」
「だよね…」
「…」
「あ!愛菜!」
それだけ言うと愛菜は何も言わずに去っていった。
そんなに言いたくないこと…
一体このクラス、何があったんだろう。
このクラスはただのクラスじゃない。
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次の日。
ピーンポーンパーンポーン。
嫌に大きく聞こえ、耳に残る音だ。
次は誰が当たってしまうんだろう…
【第5ゲーム】
救出人:相沢美波
小日向彩花
昨日愛菜が言ってた美波だ。
でも彩花と特に関係はなさそうだった。
美波はどうする?
「それでは、よーい、スタート!」
するとスタート直後に美波が驚きのは一言を放った。
「カンニング、あんたでしょ」
え!?
周りがザワザワしてきた
「え!?違うでしょ?彩花ちゃん!彩花ちゃんはこんなことしない!」
千世はもちろん反論する。
「でもあんた、成績まあ悪いのはは事実じゃん」
「それだけでしょ!証拠は!?」
「ほーら、すぐに証拠を求めようとする。大抵そういう奴が犯人なんだよ」
「そんなの偏見だ!」
「彩花ちゃんのいう通り!」
目を怒りの色に染めている美波と、必死に訴える彩花。
どっちが正しい?
でも私は事件のことなど何も知らないから、何もいうことができない。
無力だ…
「とにかく、私はあんたを助ける気はない」
「違う!本当に違う!」
迫る死を目の前に泣きじゃくる彩花。
「ウッソ泣き〜バカだなあ〜」
「違う!!!!!」
とうとうバン、バン、とガラスを割って逃げ出そうとする彩花。
嘘泣きじゃない!あれは本当の泣き声だ。
「美波ちゃん、ひどい!そんなこと言って、彩花ちゃんが嫌いなだけでしょ?」
彩花が嫌い?
でもその可能性はある。
「黙れよバカが!悪事をした奴は、死ぬ運命なんだ!」
「千世!!!!!」
そしてとうとうタイマーは0になってしまった。
ビーーーーーーーーーーー!
死亡者:小日向彩花
彩…花…
「嘘だ!こんなの嘘だ!信じて!こんなのおかしいよ!」
『バーイ♪小日向彩花さん?』
プシューと毒ガスが充満する。
酷すぎる。
なんでこんなにあやめは無慈悲なんだ。
「死にたくない!苦しい…」
「彩花…!」
そして毒ガスが引いていくと彩花が倒れていた。
「うううっ…なんで!あんたは心がないの!?」
「しつこいわね!殺してやろうか?」
「殺したいのはこっちだ!」
グサッ。
「きゃあああああああ」
「な…嘘」
え?
そこには、返り血に染まった千世と血に染まった美波がいた。
「この恨み、一生忘れないでよ?死んだ後も」
そして美波が倒れる。
千世…
「ごめんね。でもこれが運命なの」
そして誰にも伝える気のない独り言を呟く。
千世…?
美波に刺さったカッターを抜くと、千世はカッターで自分を刺した。
「いやああああああ」
最後一言も喋らずに、死を受け入れた。
残酷だ。
「もう嫌だ!早くこれを終わらせてよ!わからずや!!!!!!」
いくら叫んだってあやめには届かない。
でも叫ばずにはいられなかった。
死亡者:小日向彩花(元1年1組)、相沢美波(元1年2組)、篠部千世(元1年2組)
残り10人
13ー3=10



