ホスト科のお世話係になりました

友達は悪気はないのだろう、冗談半分で次々と言葉を続けている。
マリアは気まずそうにうつむいてしまった。

「大丈夫?」
「うん。平気」

侑介が気遣っているけれど、マリアは気丈に振る舞って笑顔を浮かべる。

友達は騒ぎながらすぐにどこかへ行ってしまったけれど、ふたりの間には気まずそうな沈黙が下りてきている。

「ごめんねぇ? 私の友達、空気読めなくて」
「別に大丈夫だよ。ボクのことは気にしないで」

そう言いながらも侑介の頬は少し赤く染まり、目元も赤くなっている。
もしかして泣くのを我慢してる!?

そう気がついても出ていくわけにはいかない。